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竹の炭焼き釜を見に行きました。 [竹と炭]

 長岡京市の竹林の奥に竹炭を焼いている釜がありました。
私がいつも床下に使っている竹炭の製造元である
高野竹工さんの高野社長より長岡京市の竹林の奥に竹炭を
焼いている釜があるので一緒に見に行かないかとさそって頂きました。

行きます、行きますと言って車で竹林の中を15分程すすみ
ついた所には、トタン屋根の下に、おわんをかぶせたような形をした土で
塗りかためて、入口がレンガ積の釜が2基ありました。
煙突が長く伸びていて、その途中で竹酢液が取れる仕組みとなっていると
教えて頂きました。

1基からは、焼けた竹炭を取り出していました。
中は、直径5m程の釜でしたが、焼くのに4日間燃やし続け10日程
さますのにかかるとの話でした。
もう一つの釜へは、竹を割った原材料を運び入れる作業をしていました。

横の作業場では、まず竹を決められた長さに切り、割って、節を取り束ね
重さを量り、それらを運び込んでいました。
火がついている所は見れませんでしたが、いつも使っている竹炭が出来る
工程を実際にこの目で見る事が出来ました。
又一つ、先人の知恵を知る事が出来ました。

今、よく使っている竹炭は、小さな座布団程度50cm×40cm 1kg入りの
不織布の袋になっていて、あまり手は汚れません。
床下なら敷き並べて行くだけです。
登録商標名 嵯峨の竹林浴
竹炭天然調湿材 特許取得済 第3383629号,第3389185号
製造元 京都WEB高野竹工株式会社
金閣寺客殿,銀閣寺本堂に文化財保護として使われている竹炭です。
金閣寺へ竹炭を入れるのは、当社も協力させて頂きました。

ナイスリビング1級建築設計事務所ホームページ


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kenta-ok

長岡京や向日市周辺には、いい竹林がありますね。
by kenta-ok (2006-06-04 18:28) 

ナリスくん

kenta-okさん
コメントを頂きありがとうございます。
ご存じとおり竹は、アジアをはじめ世界中に多くあるようです。
竹は成長も早く、4~5年で使えます。
筍の子は食用に、竹は建材や工芸品、農業にも使え、竹炭や竹炭液に
竹の皮まで使えます。
私は、京都乙訓の竹や嵯峨の竹しか知りませんが、
近頃、使われず荒れている竹やぶが多く、この竹資源をもったいなく思って
いる一人です。
建築の仕事をしていますので、何とか家を建てたりリフォームの時、竹を
1%は使う運動をしたいと考えています。
by ナリスくん (2006-06-06 10:34) 

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